(ニセモノ)巫女やってきました。

許可無しバイトは退学らしいので内緒です(何


節分なので、かなりの人出でした。

一時間毎に福豆の頒布もあったのですが、そこに長蛇の列がずらーり。

「お一人様一袋限り」

多めに見積もって準備するのに毎時間完売。それは何故か。



もちろん「一袋限り」なんて完全スルーされてるから。

あー。(・∀・；)






「入院してる人に買っていきたいんやけどねぇ」

「でしたら、病気平癒のお守りがいいと思いますよ」

ささっと全種集め、並べて見せる。

「んー、これにしょう。」

そして彼女は黄緑と水色の色違いを暫し眺める。

「どっちがいいかねぇ」

そこは訊かないでよ。おばあちゃん。(-∀-；





既にいくつか御守を買っていかれたおばちゃん。

(巾着型ガラスの中にちっさい諭吉さんと五円玉が入ってる金運守りを指して)

「これってちょっと露骨過ぎんかねぇ」

「そうですねー」

でっかく『金運』と書かれたお守りを出して

「・・・でもこれよりはマシじゃないですか？」

「・・・そうねぇ」
　

暫しおばちゃんと共に控えめなものを探す。


「もっと控えめに、こういうのはどうでしょう」

ゴールドパールのついた貝型のストラップを出してみる。

「あらいいじゃない、これ」

「良かったですね」

「お金がとんでいく・・・金運守りなのに」

確かに。



お守り選びに付き合うのは楽しい。